はじめしまってあったTNCでAPRSのビーコンを受信しなんだろうと思いながらUI-View32を知り、全世界のAPRSノードを観察しそのうち自分でも固定ノードを開設し、さらにやっぱり移動ノードもやりたいと思いTM-D700Eを手に入れ移動運用も始めました。そして、今度はWXノードへの挑戦をしました。
WXノード自体もやりたかったのですが、個人気象台というのも関心がありました。ウエザーステーションは結構高価な物で気軽に手が出るものでもなかったのですが、前々から狙っていたDavis Vantage PRO2がこのサイトでセールスをやっているのを知り、一気にやるしかないと決心しました。旧来の友人JE6VDBにも声をかけ、二人で購入することにしました。
しかし、やはり落とし穴はあるもので本体価格は安くなっていたのですがAPRSでいつもお世話になっており、Vantage PROのユーザーでもあるJA1RBY OMに相談したところ、PCとの連携には、本体以外にもシリアル端子アダプタ(実際はデータロガー機能も持つ)が必要でそれも買い、さらに運賃が3万以上(2台分で)という思わぬところにお金がかかり、当初思っていた出費を大きくはみ出てしまいました。でも、いったん決心してしまった以上やめることもなく、そのまま注文しUSから実質3日で我が家にやってきました。
2セット分発注しましたが、箱は一つで届きました。関税、消費税などが1100円かかりましたが、もうやり遂げるまで出費には耐えようとがんばりました。
これで1セットです。大きな箱にはウェザーステーションが入ってます。小さい箱はPCとの接続ソフト及びシリアル接続アダプタのパッケージです。
本体を開けて中身を取り出した状態です。黒い大きなバケツみたいなものはレインコレクタです。レインコレクタと温度計、湿度系、センサーユニットが一体になっています。
それと風向、風速を測定する風車がつきます。ここではまだ組み立ててない状態です。
あと、屋内にセンサーユニットから引き込んだ新合繊を接続するコンソールユニットがあります。コンソールユニットには各種情報が表示されます。手前のビニールに入った四角いのがコンソールユニットです。
センサーユニットを組み立て、センサーとコンソールも結線して動作確認をしているところです。レインコレクタの上に風速計を載せています。小さな風車ですね。
レインコレクタなどのセンサーユニットをGPの下あたりに固定したところです。遠くに見えている広場は丸子橋河川敷広場です。ちょうど少年野球場あたりですね。
風車です。
GPのラジアルがちょっと見えてますね。下にはつり竿に巻いたワイヤーアンテナ(AH-4接続)が見えます。
センサーユニット群はこんな感じで付きました。ちょっとGPと近すぎましたかね。一応電波の影響は受けてないようです。このGPはVoIP&APRS用 144/430Mhzアンテナです。
この後、このセンサーユニットから配線を行い1Fの道楽部屋まで引き込みました。コンソールと接続し、無事測定ができることが確認できました。
さて、ここまでできれば個人気象台として完成ですが、やはりAPRSのWXノードを構成しなくてはいけません。コンソールにデータロガー兼シリアルI/Fを無線用PCにつなぎ気象情報処理プログラムを使って気象データを加工してUI-View32に食わしてやらないといけません。気象観測用プログラムはいくつかあるのですが、私はWeather Displayというプログラムを使用しました。このプログラムでWXデータを生成し、UI-Viewで気象ビーコン送信(RF,インターネットAPRS-IS)します。
一応以上のような手順でWXノードは無事誕生することができました。現在も気象情報を発信しています。また、インターネット上で気象情報を収集し各地の気象情報を提供しているサイトにも登録し、そのサイトにもうちの気象情報を送信しています。
最後にWeather Undergroundから提供されるうちの気象情報を掲載して、今回のWXノード作成報告を終了させていただきます。