APRSもようやく多くの方に認知され始めて、実際始めてみようと思われている方も多いと思います。
そこで、APRSを始めるにあたってどのよう物のがあって、どのような物がどういう事に必要かを書きたいと思います。
1)APRSノード(固定、移動、シンボル)を観測する
無線のワッチ同様、やはり基本は観測です。でも、実際稼働しているAPRSノードを見るには専用のソフトウエアが必要とか思っている方が多いと思います。それは違います。現在では以下のWEBページがあります。
このサイトは私もいつも使っています。英語のページで英語はちょっとと思っている方にはちょっとハードルがあるかもしれませんが使い方はかなり簡単ですので、まずはページを開いてみてコールサインもしくば免許のない方はニックネームを入力して地図を表示させてみましょう。世界中のAPRSノードを見る事ができます。詳細な情報も見ることができます。まさにAPRSのワッチサイトということで、基本になります。
2)専用ソフトでノードを開設する
APRSワッチが十分できるようになり、実際自分もノードを立ち上げたいと思ったら専用のソフトが必要になります。現在日本ではノードの多くがUI-View32というソフトウエアでノード運用されている場合が多いです。UI-View32の使用には登録が必要です。UI-View32についてはこのページに説明が書かれているのでよく参照の上使用を始めてください。
3)移動ノードを運用する
車などからの移動ノードを開設したいという方には現在大きく2つ方法があると思います。
・Byonics TinyTrak3Plusを用いた移動APRSビーコン生成
無線機などは自前のものを用意しないとだめですが、最もお安く手軽にできる方法です。Bionicsから直接輸入はできないという方は、Q-netのこちらのページを参照ください。
・KENWOOD TM-D710を使う
ようやく日本にもAPRS機能をフル搭載した無線機が発売されました。この無線機を使えば簡単に移動局が作れます。メッセージ機能もあります。
当然上記2つ以外にも移動ノードを構成する方法はあるのですが、メジャーな物だけ紹介させて頂きました。
APRSに関してはCQ誌でもよく紹介されているので、そちらも参照ください。また、別冊CQ ham radio No.1 ’GPS/画像/文字の通信にチャレンジ’という本にもかなり詳細にAPRSに関する情報が記載されていますのでそちらも参照ください。
最後に、やはりAPRSも基本はワッチです。1)のサイトは本当に基本になりますので、このサイトでAPRSとは何かをよく感じてから先に進むと楽しみも増えると思います。